年に1回程度行いたい、スペシャルケア。自然の木の手触りを楽しみ、しみや汚れを防止するためのオイル再塗装の方法をご紹介します。
STEP0 準備するもの
- 使い捨て手袋(オイルが手につかないように)
- 植物性オスモカラー エキストラクリアー(伸びやすく塗りやすいオススメのオイルです)
- 油性用のハケ(ニス用・油性用と表記されているもの。3、5、7㎝のもの3種を用意するときれいに塗りやすい。1本の場合は5センチが作業しやすい)
- 養生シート(またはビニール袋や段ボール、新聞紙など)
- 幅広のマスカー(養生テープ)
- ハサミ
- ウエス 3枚ほど
※すべて、ホームセンターやネット通販で手に入れることができます
STEP1 養生
- ハケからオイルが垂れたり飛んだりするので、布地や床が汚れないよう、作業部分の床面に養生シート(またはビニール袋や段ボール、重ねた新聞紙など)を敷きます
STEP2 マスカーを貼る
- オイルが布地に染み込まないよう、布地部分とフレームの境目にマスカーを隙間なく貼ります
- 少しずつ指で押さえながら、途中でテープが切れないように注意しましょう(あらかじめ境目に幅広のマスキングテープを貼り、その上からマスカーを貼るとスムーズ)
- シートを広げ、布地部分を保護します
STEP4 オイルを塗る
- ハケの毛先が濡れる程度の少量のオイルをつけ、缶の縁で余分なオイルを落とします
- パーツの中心から外側に向かって、木目に沿って均等にムラなく広げていきましょう
- 塗ったところは色が濃くなりますが、時間の経過とともに元の色に戻ります
【 10分間放置 】
- 10分間置いてオイルを馴染ませます
- その間は触れないように。この間に水分がつくと染みになるので注意しましょう
STEP5 拭き取り
- オイルは3回に分けて、木目に沿ってウエス(乾いた布)で拭きます
- 1回目、一方向に向かってオイルを拭き取ります
- 2回目、別のウエス(または別の面)を往復させながら、残りのオイルを拭き取ります
- 3度目は別のウエスを木目の方向へ細かく往復させながら、ベタつきがなくなるまで、軽くすり込みます
- 軽く素手で触れ、ベタつきがなくなれば完了です
後片付けの注意点
- オイルのついたハケ、ウエスは高温の場所で放置すると自然発火する恐れがあるため、使用後のハケの取り扱いに注意しましょう
- ハケを再利用する場合は専用の洗浄液でオイルをしっかり落として乾かします
- ハケを処分する場合は、ウエス(作業に使用していないもの)を水で濡らして絞ったもので包み、ビニール袋などに入れて各自治体のルールに従って捨てましょう
● 植物性オスモカラーのオイルとは?
安全性が高く、「木の呼吸」を妨げない、ドイツのオスモ&エーデル社の製品。ひまわり油、大豆油、あざみ油などの植物油と植物性ワックスでできた自然塗料です。なかでも「エクストラクリアー」は初心者の方でも塗りやすく、伸びやすいオイルでオススメです。
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