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ソファの座り心地を決める「見えない部分」へのこだわり。

ソファ探しで譲れないもの。それは座り心地です。その座り心地を左右するのが、ソファの構造です。
ソファは、多くのパーツからなる家具。全ての工程、ひとつひとつのパーツにこだわってはじめて、くつろげる座り心地になります。「三世代品質」のASHIMONOのソファのこだわりを、内側からご紹介します。


木枠の品質によっては、リペアが不可能なことも。

全てのソファがリペア対象だとは限りません。リペアできるソファかどうかの鍵になるのが、ソファの土台となる木枠。木枠がしっかりしていれば張り替えによって一生使えると言っても過言ではありません。ソファによって木枠の素材は異なりますが、ASHIMONOでは強度の高い無垢材と合板をそれぞれ適切な箇所に使い分け、頑丈に仕上げています。

背もたれ部分もしっかりと。品質の良いソファが重たいのには、理由があります。

背面に使用するテープ。クリアファイルや梱包材に使うヒモと同じ樹脂素材。木枠の強度を高めるために、張りめぐらせて使用します。

Sバネは、ソファの座り心地(弾力性)を高めるパーツ。最も一般的なソファ用バネで、構造上モダンなデザインソファを作る事ができます。

Sバネを取り付ける様子。

座面がべこっと凹んでしまうものや、座り心地が頼りないソファは、実はこのSバネを使用していないケースもあります。購入時は中を見ることはできませんが、可能な範囲で確認することをおすすめします。

必要なパーツをきちんと使うと、製造途中であっても有機的な骨格が見えてきます。構造部分だけでも頑丈なことがわかります。

ASHIMONOはSバネを使用した上で、さらにプラスベルトを使用しています。耐久性や座り心地をより高めるためのゴム性のベルト。Sバネの上に張り巡らせるように設置していきます。必要なパーツをきちんと使い、確かな技で組み上げていくことで、くつろげる座り心地が生まれます。

ヘッシャンとは、厚手の麻生地。ウレタン材(クッション)の接着を良くする補強材として使用しています。伸縮性のない生地なのでソファの角の型崩れを防ぐ役割もあります。

ソファのデザインや種類によってウレタンの種類や分量を使い分け、貼り合わせていきます。ソファによって堅めの座り心地、柔らかめと違いがありますが、ウレタンでコンセプトに沿った座り心地に調整していきます。

布地、合皮、人工スウェード、レザーがメイン。お客様の多様なお好みとご予算感に対応できるよう、ASHIMONOでは生地屋さんとの直接取引で選択肢をご用意しています。最近は、汚れが落ちやすいもの、アレルギー対策のものなど、機能面でのお問い合わせもあります。
リペアは「生地の張り替え」での依頼が最も多くお問い合わせをいただきます。


リペアに持ち込まれたソファからわかること。
私たちの想い。

ASHIMONOでは、当社購入されていないソファのリペアも行っています。いざ中を見てみると、本来使われるべき部品が使われていなかったり、そもそも解体ができない作りになっていたりと「リペア不能」なものもあります。これは、消費サイクルがスピードアップし、安いものを使い捨てするスタイルが家具の世界にも広がり、数年で使い捨てることを前提にした商品が出ているためです。安くするためには、工程や部品を省くことになります。
家族の思い出のソファを長く使いたい、捨てるのは忍びないから手直しして使い続けたいという方も増えてきましたが、そもそもリペアできるソファなのかは購入時点で決まっています。

ソファは、リビングに置かれることが圧倒的に多く、すなわちそれは、家族みんなのパートナーになることを意味しています。団らんの時間に話したこと。ソファに座って観た映画。膨大なプライベートタイムを一緒に過ごし、ソファにも思い出が蓄積されていくものと考えます。寝具にこだわるように、ソファの座り心地にもこだわっていただくことで日々のQOLが上がりますし、姿勢も健康的に保てます。
何より、ご家族で一つのソファも受け継いでいく「豊かな暮らし方」をお伝えしていきたいと思っています。